みつばちと農薬の話。久慈市での対策会議に参加してきました - モカメル

みつばちだより

みつばちと農薬の話。久慈市での対策会議に参加してきました

こんにちは、モカメルです。

いつもはイベントのお知らせやはちみつの話が多い「みつばちだより」ですが、今日は少しだけ真面目な、でも私たち養蜂家にとってすごく大切な話をさせてください。

8月5日(水)に久慈市の「JA新いわて 久慈営農経済センター」で行われた会議に出席してきました。
会議の名前は「令和8年度県北地域蜜蜂農薬危害防止対策会議」。 実はこの会議、今回が初めての開催です。

農薬とみつばちの関係について考える

岩手県養蜂組合県北支部のメンバーをはじめ、久慈市、洋野町、野田村、普代村、二戸市、軽米町、九戸村、一戸町の各市町村の担当者さん、JAの関係者さん、県北家畜保健所の獣医さんなど、本当にたくさんの方が集まりました。

話し合った内容は、簡単に言うと「農業で使う農薬から、どうやってみつばちを守るか」ということです。
農薬をまく時期の情報共有や、もし被害が起きてしまった時の連絡体制、地域の防除計画などを確認し合いました。

コの字型に机が並べられ、多くの関係者が集まって真剣に話し合っている会議の様子。

みつばちは、ただ「はちみつ」を作っているだけじゃない

私がここで一番お伝えしたいのは、みつばちの役割についてです。

みつばちと聞くと「おいしいはちみつを作ってくれる虫」というイメージが強いかもしれませんが、実はそれだけではありません。農業の分野において、野菜や果物が実をつけるための「受粉-ポリネーション」という、ものすごく重要な役割を担っています。

みつばちがいなくなれば、私たちが普段食べている多くの農作物が育たなくなってしまいます。

だからこそ、農薬を使用するということは、ただ害虫を駆除するだけでなく、みつばちを含むたくさんの虫たち、ひいては自然環境全体に大きな影響を与える行為だということに、もっと気を配ってほしいと思っています。農家さんや一般の方々にも、その「責任」の重さを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

初めての開催に感謝して

とはいえ、農薬を全く使わずに農業をするのがどれだけ大変かも分かっているつもりです。だからこそ、こうして顔を合わせて、お互いの状況を共有しながら「どうすれば被害を防げるか」を話し合える場ができたことは、本当に大きな一歩だと感じています。

会場となった「JA新いわて 久慈営農経済センター」の外観と、入り口に掲示された対策会議の案内張り紙。

みつばちへの理解を深め、配慮をお願いする場として、今回この会議を企画・開催してくださった関係者の皆様には心から感謝しています。

人間もみつばちも、一緒にこの土地の自然の恵みをいただいている仲間として。これからも、こういう話し合いが少しずつ当たり前になっていけばいいなと思います。